「猫物語 第4話〜」
「第4話」
さっそく子猫の傷の手当てをした。ガラスの破片が足に刺さっていたようだ。
父がそれを静かに子猫をなでてあげながら、破片を抜いてやり、消毒したのだった。
「誠、包帯巻いてやれ」と父は言った。
「うん、わかった」僕は救急箱から包帯を取り出して、慣れない手つきで子猫の足に巻いてやった。
「ニャオ〜ン」子猫もなんか喜んでいるようだ。
「よ〜し、もう大丈夫だよ」「あ、この猫名前なんだろう?」
僕はそう思って名前を考えた。「シロ」にしよう!真っ白いからという単純な理由から「シロ」と言う名前にした。
「父ちゃん、ありがとう!」僕は父に感謝した。
「あとは誠が世話しろよ」と父は言った。
「うん、わかってる」僕はシロを抱き上げて「シロ! 今日からオマエは家の家族だよ」「仲良くしようね、よろしく」シロは目を白黒させていた。
父も母もそんな僕を見て苦笑いしていた。
するとなんとシロはおしっこを漏らした。おかげで僕がお漏らししたみたいにズボンが濡れてしまった。
「あ〜あ、なんだよ。もう」僕はあわてて浴室に行って、シロと一緒に風呂に入った。シロの足がお湯につかないようにビニールでカバーして体を洗ってやったのだ「ニャンニャン!」でもシロはじっとしてなくて 白い泡をつけたまま浴室の中を走り回る。
「こらこら、しずかにしてろよ」僕も裸でシロを追っかけまわす。なんとかかんとか言いながらも シロを綺麗に洗ってあげて、やっとこさ風呂から出る。
シロも急に大人しくなった。多分 疲れが出たのだろう。僕がバスタオルで拭いてやってる間シロはじっとしていたのだ。
「ほら、きれいになったよ シロ」「ニャオ〜」シロは僕の言うことがわかるみたいだ、まだ会って間も無いというのに。
考えてみるとシロが来てから僕はシロの側を離れず、ずっと一緒にいる。まるで妹のように思えた。僕は自分の部屋へ行った。シロもあとからついてくる。
「ここが僕の部屋だよ あんまり散らかすなよな」僕の趣味は天体観測で誕生日に買ってもらった天体望遠鏡は僕の宝である。
たとえシロでもこれだけは触らせることはできない、シロは不思議なものを見るように僕の宝ものを見ていた。
「いいかい、これは大事なものだから 触っちゃだめだよ」シロに伝わったのだろうか?一応 シロがいたずらしないように置く場所を変えることにした。寝る時間になって 僕はベッドに横になった。
僕も今日だけはいろんなことで疲れてた。
するとシロが僕の枕元にきて「入れてよ」と言わんばかりに尻尾をふりながら、布団に頭を突っ込んでいる「わかった、わかった」と僕は布団をたくし上げると、シロは身をひるがえして僕の横に伏せた。
僕の腕を枕にして。「おやすみ シロ」とシロをみると、もうシロの目は閉じていた。
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