猫物語

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「第1話」

 あれは僕が小学校3年生の春だった。

 学校が終っての帰り道にぽつんと真っ白な子猫がたたずんでいた。

 赤い首輪に鈴が二つついていた。

 どこかの飼い猫だろうなと思って、そのまま通り過ぎようとしたら「ニャオ〜」って僕の後をついてくるではないか。

 まんまるい目で僕のことを見ている「一緒につれてってよ」って言ってるようだった。

 でも家は動物は飼わない主義だから連れて帰っても仕方が無い。

 気になりながらも、知らんふりして歩き出した。

 時折、後ろを振り返ると案の定、その子猫は僕の後をついてきている。

「ついてくるな! オマエを家に連れて帰れないんだから」

 ほんとは可愛くて仕方なくて、抱きしめてあげたかった気持ちを押し殺して

 

 その子猫を追い払った。それを悟ったのか子猫はもうついてこなくなっていた。

 「あ、帰ったんだな」と思った。

 ところがどっこい、実は隠れ隠れしながらついてきていたのだ。

 とうとう僕の家まで来てしまった。

 「どうしようかなあ」

 僕はもう我慢できなくてついにその子猫を抱きあげて

 「ただいま!」僕は家に入った。

 つづく・・・・・。

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